9月30日 宮本常一の生涯と著作「土佐源氏」について講演

30日18時半から。
 内容は
 宮本常一 ~その眼差しと足跡を追って~


 日本の各地を自らの足で尋ね、民俗調査を行った宮本常一。
 その視野は市井を生きる人から国の在り方にまで広がり、学問という枠を超え多くの人を勇気づけた宮本常一の生涯について語ります。

 今回は主催者さんの希望により、宮本の著作の一つ「土佐源氏」について深く探って行きます。

 私が
 「失われた民俗や歴史を調べて何になるのか?」
という疑問を抱きつつも各地を巡る旅を続けていた時、宮本常一という人物の生き方を知り得た事で地域の文化を如何に活かすかという点で考え方を突破できたキッカケとなりました。

 宮本は高度経済成長の中で失われゆく様々なものにも注目し、猿回し・伝統太鼓をはじめとする郷土芸能や地域にあった特産品の開発などを通じ、地域の誇りを見出してゆきました。

 そんな宮本の生き方に魅せられ、自分も「世間士」として生きようと、宮本の足跡を追っていきます。

 
画像は宮本の生地である山口県周防大島


 資料代として1000円(ワンドリンク付き)。直接、会場へどうぞ。

 会場はコチラ
 静岡市紺屋町地下街の飲食店・伊太利亭にて



 ※「世間師」とは、様々な土地を巡って見聞きしたものを故郷の人に伝える人、という意味です。  


2010年09月30日 Posted by かるの at 05:07Comments(0)講座案内